これからの社会を背負う若者に向けて、未来につながるきっかけを提供していきます。現状に満足したり既得権益を守るという思考に囚われず、常に私たちより若い世代のことを意識して事業を行います。
「見え方」には視覚障害者の様々な見え方はもちろん、広義では価値観やものの見方という意味も含んでいます。私たちは視覚障害者を支援の対象ではなく、ビジョンを実現するために欠かせない仲間だと捉えています。
株式会社ミツキ
代表取締役
たかはしまさき
私はこれまで、視覚障害者への生活訓練、外出時のサポートを行う同行援護事業など、様々な手段で視覚障害者を支援する仕事に従事してきました。2019年に公開したWebメディア「Spotlite」では視覚障害に関する情報発信に取り組んでいます。しかし現在も、心無い偏見にたくさん直面しています。
根本的な原因は、視覚障害者や家族、福祉関係者の狭いネットワークから抜け出せていなかったことだと考えています。「視覚障害者のために」という、当事者に寄り添う意識が強くなりすぎていました。
今後、視覚障害者への必要なサポートは継続していく前提で、既存のネットワーク以外にも視野を広げなければいけません。
私たちの強みは、視覚障害者とのリアルな接点を持っていることです。公私の枠を超えて時間を重ねていく中で、1人の人間として信頼関係を深めてきました。
視覚障害者にしか伝えられないメッセージはたくさんあります。しかし、社会に対して一方的に障害者の要望を伝えるだけで課題が解決するわけではありません。
1人ひとりが最大限の努力を行った上で、双方が歩み寄り、納得できる解を見つけていく。これこそが、ダイバーシティ&インクルージョンを推進するための本質的な姿勢だと考えます。
弊社のビジョンである「見え方の違いが活きる社会」の実現に向けて、視覚障害者とともに一生懸命取り組んで参ります。
